アニメはこのまま衰退するのだろうか…。

 昨日、近所のTUTAYAが開店○周年記念レンタル半額キャンペーンをやっていたので、
何本がDVDを借りてきました。私のお気に入りのアニメである「機動戦士ガンダムF91」を
みたんですが、やはり映像のクオリティが素晴らしかったです。
 

この作品は4クール分の新アニメシリーズ用企画の内、序盤の部分を映画化したものです。
その結果、ストーリーは大変駆け足で進行するので、小説版などで知識を補充しないと少し
分かりにくい作品となっています。それが結局足枷となって続編のアニメシリーズ化の話は
無くなってしまいました。しかし、迫力ある映像は今でも見ごたえのあるものです。
 

この作品はテレビシリーズではなく映画であり、準備にかけられる時間と予算が違う事を
考慮したとしても、最近のアニメとのクオリティの差は歴然としています。たまに最近流行の
ニコニコ動画などで80年代、90年代のアニメの映像を見るのですが、全体的に、今の
アニメの方が質が低いような気がしてしまいます。アニメ一本にかけられる予算の低さ、
人件費の低さ、昔と比べアニメが濫造されて居る状況など、アニメ業界を取り巻く状況の
話はしばしば目にします。数十年かけて日本が生み出したアニメ文化が衰退していくかも
しれないというのは、寂しいものです。この問題は、アニメだけではなくテレビ業界全体を
構造改革しないといけない問題だけに、解決は難しいでしょうねえ。最後に残った既得権益
それがテレビや広告代理店などの業界というわけでしょうか。


追記:数秒も無いシーンなんでしょうけどこれはひどい。種や種死のほうも酷かったですけどね。

機動戦士ガンダム F91 [DVD]

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