「炎上」に関する個人的な意見

炎ジョイが炎上してしまいました。
サイトの概要を知った時から不味いだろと思っていたので、この炎上は予想通りというか…。


 そもそも、炎上という言い方自体が私は好きではないです。そもそも炎上というのは簡単に
起きるものでは無かったと思うのですが。いきなり燃え上がるのではなく、それに至るまで
過程があり、本格的に燃えるまで時間がかかったと思います。自分が見てきた、軍事関連の
記事を書いて起こった場合のサイト炎上はそのパターンでした。炎上する理由は、議論の
途中で記事の主がコメント削除を行ったり、以前の言動と辻褄が合わない発言をしたり、
などが主でした。書かれるコメントも、サイト主の不誠実を責めるもの、議論の矛盾点を
指摘するものなどが多かったと思います。


 今は「痛いニュース」というサイトや2ちゃんで晒された時に起こる事が多いと思います。
ですから、コメント欄を見ても「○○から来ますた」という、単なる悪ノリで集まった人の
コメントばかりが目立ちます。これって元の意味の「炎上」から逸れているのでは。
「炎上」というより、「突撃」「祭り」という言い方のほうが正しいと考えます。


 本来の意味での「炎上」が「突撃」「祭り」と違うところは、鎮火が可能だという事です。
議論中の発言の矛盾や、議論中の行動の不誠実さを責められているわけですから、その指摘に
対して誠意を持って行動すれば、相手が納得してくれる可能性は残されています。
 「突撃」「祭り」は、野次馬が集まって大騒ぎしているだけですので、嵐が過ぎるのを
待つしかないです。騒ぎになるからにはサイト主に非があったりするわけですので、サイトを
閉鎖するケースも多いですね。


詳細はどうであれ、炎上というネット上の現象に対して、企業が関わろうとした下衆な行動は
責められても仕方が無いと思いますけどね。

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)