やっぱり休載なわけで…

 『HUNTER×HUNTER』は何故あそこまで休載が許されるのか考えてみる - 空気を読まない中杜カズサ


 予想通り冨樫氏が休載した事に関して、ネットでもいろいろ意見が出ているようですね。私はこういった長期休載というのはやはり良い事ではないと思います。少なくとも、他の作家に良い影響は及ぼさないのではないでしょうか。いまや漫画家というよりテレビタレントと化した江川達也氏が、「仮面ライダー THE FIRST」という作品でむごい手抜き原稿を雑誌に載せた時、漫画家の島本和彦氏が猛然と非難した例もありますし。リンク先で幾つか述べられている「休載が許されている理由」の仮説については、私は1が有力だと考えます。やはり、商業的な理由が最も大きいでしょう。「HUNTER×HUNTER」の単行本最新刊の売り上げは上々だそうですね。ひょっとすると、単行本の売り上げがいいだけではなく、ジャンプの雑誌自体の売り上げにも良い影響を与える事ができるのかもしれません。「HUNTER×HUNTER」を掲載している回は、展開の遅いジャンプに飽きて雑誌から縁遠くなっている人をある程度呼び戻す事ができ、売り上げが上がる可能性は考えられます。雑誌の売り上げに関する細かいデータは持っていないので、正確な分析はできませんが…。


 理由はさておき、冨樫氏の連載再開はいつになるのでしょうかね。不定期な掲載より、一定間隔の休載を挟んだ連載の方がファンとしては安心できると思うんですが。私が毎週購読しているモーニングは、休載しているかと思いきや知らない間に打ち切り扱いになっていたりするもので…。「ブラックジャックによろしく」が他誌に移った時のようなハプニングはジャンプではないでしょうが、いつの間にかフェードアウトってのは他の雑誌でもありそうですしね。